ブラジルやアフリカのタンザニアが主な産地ですが、1805年にオーストリアで発見された緑色の宝石ゾイサイトは、スロベニアの自然科学者・ジグムント・ゾイス氏にちなんで名付けられました。その鮮やかな緑のゾイサイトに赤紅色のルビーが含まれたものがルビーインゾイサイトですが、黒の角閃石(かくせんせき)も含むため独特な色合いが特徴的です。原石自体は比較的大きいため、古来より彫刻などの置物として、あるいは儀式などにも用いられました。身体にエネルギーを補給する力があるとされているため、現在でも、アフリカのマサイ族の儀式に使われているようです。パワーストーンとしては、比較的安価な大きめのビーズのネックレスが多く、緑と赤の風合いが不思議な魅力があると好評です。ゾイサイトとルビーがバランス良く見られるものや、ゾイサイト部分の多いものがありますが、バランスよく混ざり合った方が希少性が高いです。