アラゴナイトは、古くは紀元前4000年頃、メソポタミアのシュメール人は、この石で作った円筒に絵を刻んで印章とし、くさび形文字の手紙などのサインとして使用していたようです。アラゴナイトの名前は、スペインのアラゴン(Aragon)地方で発見されたことに由来します。和名は「あられ石」ですが、これは江戸時代の本草学者が、あられ状になって産出される原石を見て名付けました。同じ成分を持つ鉱物として、カルサイトがありますが、結晶の構造が異なります。カルサイトとは化学組式が同じで結晶構造が異なる、同質異像の関係です。あられ状や珊瑚状に産出されるのがアラゴナイトです。純粋な結晶は無色ですが、鉄やマンガンなどが混ざることで発色し、よく知られる黄色以外にも白色、水色、ピンクなど、さまざまな色があります。一般的にバワーストーンは同じ名前でも色によってエネルギーに違いが出ますが、穏やかな波動を持つアラゴナイトは色によるエネルギーの変化は少ないです。アラゴナイトの成分は、珊瑚や貝殻と同じ炭酸カルシウムです。柔らかく加工しやすいため、建築材料、装飾品等に幅広く使われます。アラゴナイトの石言葉は「母性、存在感、好感度を高める」などです。石言葉とはそれぞれの石の特質をあらわしたものです。アラゴナイトの石言葉からは、ほのぼのとして元気が出てくるような印象を感じます。アラゴナイトの効果は以下のとおりです。1.別名「なごみ石」とも呼ばれ、ストレスを解消し、心身をリラックスさせ、整える効果があります。ストレスによる心身の不調と心の疲れを取り除いてくれます。眠れないときに、枕の下に置いたりすると、おだやかな気持ちになり、ぐっすり眠ることができます。2.精神的に大変な状況においても集中力を高め、十分に能力を発揮できるようにサポートしてくれます。いざというときに緊張してしまい、本来の力を発揮できない人でもおだやかなエネルギーが実力を発揮することを助けてくれます。3.「人望の石」、「愛と友情の石」として知られ、明るい存在感で人を魅了して人気を高めます。異性、同性にかかわらず愛情や友情を広く深く育み、コミニケーションを円滑にし、社交性を高めます。結果として人間関係のストレスも自然と軽減されます。